CD全6巻 金子兜太「俳句の古典を読む―芭蕉 蕪村 一茶 子規」
CD全6巻 金子兜太「俳句の古典を読む―芭蕉 蕪村 一茶 子規」
CD全6巻 金子兜太「俳句の古典を読む―芭蕉 蕪村 一茶 子規」
CD全6巻 金子兜太「俳句の古典を読む―芭蕉 蕪村 一茶 子規」

CD全6巻 金子兜太「俳句の古典を読む―芭蕉 蕪村 一茶 子規」

俳句のこころを説く名講義

4人の偉大な俳人たちがそれぞれの人生の節目に書き残した書、「野ざらし紀行」(芭蕉)、「新花つみ」(蕪村)、「七番日記」(一茶)、「仰臥漫録」(子規)――。その四つの古典を現代俳句の世界をリードし続けた俳人、金子兜太先生が読み解き、偉大な俳人たちの本質と俳諧の神髄を説いた名講義シリーズ。


――芭蕉の詩へのもとめの初期的な、しかし大きな転機となった「野ざらし紀行」や、蕪村晩年の自在な詩境の展開を示す「新花つみ」や、壮年期の一茶が、活気を持って動きまわり、句作りしていた「七番日記」、さらには、死にちかく、若き子規がその有り態をさらけだして止まらなかった「仰臥漫録」といった、その人の生涯のなかで、節目となっている古典を、私流の読み方で読むことにした。
金子兜太

【収録内容】
芭蕉「野ざらし紀行」 CD1:0〜75分、CD2:0〜42分
「野ざらし紀行」は1684(貞享元)年秋、芭蕉が江戸・深川の草庵を出立、伊勢を経て、郷里・伊賀に帰り、大和から近江、美濃、尾張、甲斐などを回り、翌年初夏、江戸へ戻るまでの紀行文。芭蕉の最初の旅の記述を読みながら、俳諧にかけてゆく、そのこころの動きをたどってゆきたいし、途上、名古屋で同地の俳人たちと巻いた歌仙、「冬の日」にもふれてみたい。

蕪村「新花つみ」 CD2:42〜77分、CD3:0〜64分
「新花つみ」は、1777(安永6)年、蕪村数え62歳の作。亡母追善の夏の行として、1日10句をめざした。が、「所労のため」、十数日で作句を断念。蕪村晩年のこの句文集は、正岡子規にも、すくなからぬ影響を与えているが、気軽で闊達な俳境を読みとってゆきたい。

一茶「七番日記」 CD4:0〜77分、CD5:0〜30分
「七番日記」は1810(文化7)年正月から、1818(文政元年)12月までの一茶の日記・句帖。自筆原本は紙数154枚。上の欄に年月日、天気、出来事を記し、下の欄に句。一茶48歳から56歳までの句日記。江戸と故郷信州の中山道を幾度も往復した一茶が、50歳で郷里に帰って、やがて妻帯。子を得て、死なす。そんな時期の活力もあり、屈折に富む日々の記録と俳句が書き留めてある。一茶調成立期のもの、と評する人もいる。

子規「仰臥漫録」 CD5:30〜75分、CD6:0〜66分
「仰臥漫録(ぎょうがまんろく)」は、病を得た最晩年の子規の、1901(明治34)年9月2日から始まる病床日記。2巻。子規が発表を意図しないまったくの私記なので、赤裸々な表現の目録となっている。死期直前の、といってもよい子規最晩年の勝手気ままな記録で、病苦、病痛に率直に反応し、わめき、腹が立てばためらわず物をぶつける。子規の有り態、鬼気迫るものがある。若くして死んだ、子規の心意と作品にふれる。

講師 金子兜太(かねこ・とうた)
1919年埼玉県生まれ。東京大学卒業後、日本銀行に入行。加藤楸邨に師事。62年同人誌「海程」を創刊、主宰。83年現代俳句協会会長、87年から朝日俳壇選者。97年NHK放送文化賞。2005年日本芸術院会員、08年文化功労者。主な著書に「種田山頭火 漂泊の俳人」「小林一茶」ほか。句集に「少年」「暗緑地誌」「金子兜太全句集」ほか。18年2月没。

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仕様 CD6枚(分売不可)、16ページ解説書付き
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※ただし、北海道、沖縄、離島へのお届けは1,500円(税込み)です。
音源 朝日カルチャーセンター
発行 アートデイズ

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