速水御舟「名樹散椿」<額装>
速水御舟「名樹散椿」<額装>
速水御舟「名樹散椿」<額装>
速水御舟「名樹散椿」<額装>
速水御舟「名樹散椿」<額装>
速水御舟「名樹散椿」<額装>
速水御舟「名樹散椿」<額装>
速水御舟「名樹散椿」<額装>
速水御舟「名樹散椿」<額装>
速水御舟「名樹散椿」<額装>

速水御舟「名樹散椿」<額装>

限定300部

山種美術館名作選 重要文化財 夭折の天才、速水御舟の代表作

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日本画の挑戦者、速水御舟
「梯子の頂上に登る勇気は貴い、更にそこから降りて来て、再び登り返す勇気を持つ者は更に貴い。」速水御舟の有名な言葉です。この言葉のとおり、御舟は一つの様式にとどまることなく常に新しい表現を追求し続けました。明治末期から昭和初期にかけて40年という短い生涯を流星のごとく駆け抜けた日本画家です。ものの質感や色面構成、人物表現、花鳥画など様々な絵画表現をその時々で鋭く追及し、一人の作家が制作したとは思えないほど多様な表現の移り変わりを見せました。あらゆる生命への畏怖の念を根底に持ち、研ぎ澄まされた緊張感と集中力により新しい日本画を創造しようとしたその軌跡は、横山大観などの当時の画家に刺激を与え、また、後進に大きな影響を及ぼしました。

山種美術館の至宝、速水御舟の代表作「名樹散椿」
「名樹散椿」は横山大観らが参加した1930(昭和5)年のローマ日本美術展覧会に出品された作品で、1977(昭和52)年には、昭和以降の作品として初めて重要文化財に指定された、日本絵画史に残る大変貴重な作品です。また、川合玉堂、上村松園、奥村土牛、東山魁夷らをはじめとした近現代の優れた日本画家の充実したコレクションで知られ、本作品を所蔵する東京・広尾の山種美術館においても、本作は「炎舞」(速水御舟筆・重要文化財)と並び、特別な作品として大切にされています。

御舟の追求した装飾的な画面構成の集大成として
京都市北区にある昆陽山地蔵院(通称椿寺)に咲いていた樹齢約四百年という五色八重散椿の老木を題材にした「名樹散椿」は、金地に色とりどりに咲く椿の木が描かれた二曲一双屏風です。御舟35歳の時に制作された作品で、この時期の御舟は画面構成や絵画の質感表現を深く追及していました。無駄のない金一色の背景を切り取るように樹木が描かれた画面は琳派の装飾性からの影響を感じさせる一方で、椿の花や葉には大正期に探究した質感描写の成果が感じられます。御舟が体得してきた様々な要素が一体となった本作品の構成美は、御舟芸術の一つの到達点として高く評価されています。

山種美術館の全面協力による彩美版制作
「名樹散椿」彩美版は、共同印刷の日本画の複製技術を高く評価いただいた山種美術館より特別な許可をいただき、同館の全面協力のもと、本作のための貴重な原画との校正や厳密な色彩の調整を経て制作されました。特に原画の、金箔を細かくした金砂子を、何度も隙間なく振り撒(ま)いていく「撒きつぶし」と呼ばれる技法が前面に使用された背景は、金箔でも金泥でもない、光沢を抑えた独特のもので、そのしっとりとした金の上品な輝きがこの作品ならではの特徴となっています。この再現にあたっては、一部に本金泥を使用、作品に合わせ調合した金色を職人技によりシルクスクリーンで二度刷りすることで絵具の質感を出し、限りなく原画のイメージに近づくよう、再三にわたる微妙な調整作業を経て完成しました。
常に新しい表現を模索し続けた速水御舟。その妥協することのない制作に対する姿勢と作品に込めた精神が伝わるよう、細部の表現に至るまで丹念に制作いたしました。夭折の天才、速水御舟の珠玉の作品の魅力をぜひ、お手元でご賞玩ください。

五色八重散椿
「散り椿」とも呼ばれ、春先に開花し1本の木に白、桃、紅色など複数の色の花を咲き分ける。またツバキの中では珍しく花弁が一枚ずつ散るのが特徴。御舟が題材としたのは京都市北区昆陽山地蔵院(通称椿寺)の書院前に咲いていたもので、豊臣秀吉が献木したものと伝わる。現在は枯れてしまい、樹齢約120年の第二世が本堂前に咲いている。

速水御舟「名樹散椿」に寄せて
「名樹散椿」は、1977(昭和52)年、昭和以降の作品として初めて重要文化財に指定された。当館所蔵の「炎舞」(1925年、重要文化財)とともに速水御舟の代表作として知られる金地屏風で、京都市北区にある昆陽山地蔵院(俗称・椿寺)の椿が描かれている。
「名樹散椿」において、御舟は琳派の作品に見る構成法を意識的にとり入れている。しかし、「構成は事実を土台とすべきである。事実を度外視したすべての構成は無力に近い」という御舟の言葉通り、「名樹散椿」はそれまでの御舟作品と同様に写実を基礎としている。大胆な色面による構成を意図してモティーフは平面的な形態に単純化され、装飾的効果を強調している。ここに見られる美しい絵画の発色は、大正期の質感描写の研鑽を通じて得られた、日本画の画材に対する卓越した理解に基づくものといえよう。
背景の金地は、金砂子を何度も撒いて密にする「撒きつぶし」の技法による。箔に比べはるかに多くの金を必要とし、手間もかかるが、しっとりとして落ち着いた金地になり、上品な豪華さが演出される。箔押し地とは異なる新たな金地のマチエールを追求した結果、この手法にたどり着いたのだろう。
初期の南画風の作風から、細密描写、象徴的作風、写実と装飾を融合した画風へと、次々に新境地を拓いた御舟だが、1935(昭和10)年、40歳の若さで急逝。そのあまりに早い死は日本画壇にとってきわめて大きな損失となった。常に新たな画風をとことんまで突き詰め、日本画の表現の可能性を追求、新境地を開拓した御舟の姿勢は、今日でも高く評価されている。(解説書から一部抜粋)
山妙子(山種美術館館長)

■夭折の天才、速水御舟の代表作で貴重な重要文化財を、彩美版で色彩豊かに再現。心を満たす名画ならではの魅力をお手元でご堪能いただけます。
■所蔵先の山種美術館館長、山妙子氏による全面的な作品監修を受け、厳密な原画校正を経て限定300部で制作しました。
■原画の特徴である「撒きつぶし」による背景の金地の表現は、豪華に一部本金泥を使用し、職人によるシルクスクリーンの二度刷りによる仕上げ。
■作品に合わせたオリジナルの国産金泥木製額に額装されます。

彩美版とは:画材の質感と豊かな色調を再現するために生み出された新時代の画期的な技法による複製画です。彩美版の特徴である最新デジタル加工処理技術と高精度プリント、さらには一枚一枚職人の手作業によるシルスクスクリーンを施し、豊かな色彩や作家の筆遣い、原画の持つ絵の鼓動までをも表現いたしました。(彩美版は共同印刷株式会社の登録商標です。)

*天然材料を使用し、一点ずつ手作りのため、寸法・重量などは、表記と異なる場合があります。
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技法 彩美版シルクスクリーン併用 一部本金泥使用
用紙 版画用紙
画寸法 天地35.8×左右72.7cm
額寸法 天地56.5×左右93.5×厚さ5.0cm
額縁 金泥仕上げ木製枠、アクリル付き(国産)
重量 約5.6kg
監修 山妙子(山種美術館館長) 
解説 山妙子(山種美術館館長) 
原画所蔵 山種美術館
発行 共同印刷株式会社

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