平山郁夫「絲綢の路 パミール高原を行く」<額>
平山郁夫「絲綢の路 パミール高原を行く」<額>
平山郁夫「絲綢の路 パミール高原を行く」<額>
平山郁夫「絲綢の路 パミール高原を行く」<額>
平山郁夫「絲綢の路 パミール高原を行く」<額>
平山郁夫「絲綢の路 パミール高原を行く」<額>
平山郁夫「絲綢の路 パミール高原を行く」<額>
平山郁夫「絲綢の路 パミール高原を行く」<額>
平山郁夫「絲綢の路 パミール高原を行く」<額>
平山郁夫「絲綢の路 パミール高原を行く」<額>
平山郁夫「絲綢の路 パミール高原を行く」<額>
平山郁夫「絲綢の路 パミール高原を行く」<額>

平山郁夫「絲綢の路 パミール高原を行く」<額>

限定300部

シルクロードのキャラバンに託す 平和への祈り


「中国からウズベキスタンやアフガニスタン、パキスタンへと国境を越えて行くあたりは4千メートル級の山々が連なる。酸素が薄く、息をふうふうしながら歩いた。だがそのぶん歩き終えた気持ちは清々しく、それなりの達成感も得られる。『大唐西域壁画』を描き終えた私は、程度こそあれ、そのような気持ちだった。やり終えた達成感と、新たな目標に向かって歩き始めるのだという清新な気持ちの両方を込めた」(平山郁夫)


玄奘三蔵の歩んだ道を追い求め1968(昭和43)年に初めて現地を訪れて以降、150回以上にわたり取材のためにシルクロードへと足を運んだ平山郁夫画伯。集大成ともいうべき「大唐西域壁画」を2000年12月31日という一つの時代の終わりに描き終えた翌年の21年9月、第86回院展に出品したのが本作「絲綢の路(ししゅうのみち) パミール高原を行く」です。
41年間にわたったシルクロードの取材では、時に道なき道を行き、荒々しい山を越え、その厳しい旅は修行のようであったといいます。平山画伯は日本文化の原点となる仏教を運んだシルクロードを描くことを通して「日本人の精神・文化とは何か」、ひいては自身が「なぜ生まれ、なぜ生かされているのか」を問い続けました。同時に平和が保たれることによって東西交易が可能となることから、「シルクロードを人々が辿っていること自体が平和の象徴」と語り、仏教を伝えた玄奘三蔵が歩んだシルクロードを平和への祈りを込めて描きました。
「絲綢の路 パミール高原を行く」では、険しい山道を行く駱駝に乗った一行が描かれています。一歩一歩踏みしめるように進む後ろ姿からは、厳しい道のりが感じられる一方、背景の青い空と白い山、乾いた土の様子は、思いのほか全体の印象を明るく感じさせ、未来に向かって歩みゆく前向きな気持ちや希望が垣間見えるような気がします。
「人間を真にみつめ、命の営みの確かな形を描きたい――」目の前の道を確かに歩む人々の命に対する慈しみや平和への祈りが、シルクロードを行くキャラバンにの投映され、観る者の心に深く響きわたります。平山画伯の気高い精神性に触れるとともに、先の見通しにくい現代に生きる私たちを力強く勇気づける一枚です。

激動の歴史を刻んだ記念的作品

2001(平成13)年の院展に出品された「絲綢の路 パミール高原を行く」(「絲綢」は中国語の絹)は、平山郁夫画伯にとっても忘れることの出来ない記念的作品となった。この前の年、2000年12月31日、平山画伯が最後の一筆を入れ、奈良薬師寺玄奘三蔵院画殿の「大唐西域壁画」が完成、奉納された。画伯が生涯をかけて追った玄奘三蔵のシルクトードの足跡を、七つのテーマにまとめた大壁画で、平山芸術の集大成と言っても過言ではない。(中略)
中国からアフガニスタン方面へ抜けるシルクロードの秘境パミール高原、標高数千メートルを超える岩ばかりの険しい山道、白銀の高嶺に踏み入る駱駝の一行。20年の歳月をかけ、ようやく薬師寺の大壁画を完成、ふと振り返れば、今通って来たのは岩また岩の苦難の道――そんな画伯の深い感慨が込められているに違いない。この絵に添えられた画家の言葉「…やり終えた達成感と、新たな目標に向かって歩き始めるのだという清新な気持ちの両方を込めた」を見ても、その心意気が伝わってくる。画伯にとっても重要な作品であったのだ。(付属解説書から抜粋)

■監修者、原画所蔵元の協力を得て綿密な校正を行い、平山画伯の描くシルクロードを精緻に再現いたしました。
■平山郁夫画伯に関する数多くの書籍を執筆された、美術評論家の谷岡清氏による作品の魅力がよくわかる解説が添えられます。

彩美版とは:画材の質感と豊かな色調を再現するために生み出された新時代の画期的な技法による複製画です。彩美版の特徴である先端デジタル加工処理技術と高精度プリント、さらには一枚一枚職人の手作業によるシルスクスクリーンを施し、豊かな色彩や作家の筆遣い、原画の持つ絵の鼓動までをも表現いたしました。(彩美版は共同印刷株式会社の登録商標です)

*天然材料を使用し、一点ずつ手作りのため、寸法・重量などは、表記と異なる場合があります。
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※ただし、北海道、沖縄、離島へのお届けは1,500円(税込み)です。
技法 彩美版シルクスクリーン併用
用紙 版画用紙
画寸法 天地34.1×左右72.7cm
額寸法 天地54.5×左右93.0×厚さ5.5cm
額縁 特製木製額縁金泥仕上げ、アクリル付き、クロス貼りタトウ入り
重量 約5.7kg
限定 300部
監修 公益財団法人平山郁夫シルクロード美術館
解説 谷岡清(美術評論家、NPO法人美術教育支援協会理事長)
証明 著作権者の承認印・限定番号入り証紙を額裏に貼付け
原画所蔵 公益財団法人平山郁夫美術館
発行 共同印刷株式会社

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