限定500部
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砂漠を抜けて世界をつなぐ、悠久のシルクロード
壮大なパルミラ遺跡を背景に、朝陽の時を静かに歩むラクダの隊列と
月光に夢幻のごとく浮かぶ砂漠のキャラバン。
最新のデジタル技術に伝統的な版画の技法を組み合わせ、
平山画伯の描く悠久の世界を精緻に再現いたしました。
パルミラは、シリア砂漠に咲いた大輪のバラであった。ローマ時代にキャラバン隊長の中継地として栄え、多くの美しい神殿や凱旋門が造られた。しかしその頂点で、さらなる勢力の拡大を夢見て女王ゼノビアはローマ帝国に反旗を翻したが、273年、ローマ軍に制圧され、パルミラ王国は歴史から姿を消した。その栄華は、雄大な遺跡の中にそびえ立つ列柱にその名残をとどめている。
「朝陽パルミラ遺跡」「月光パルミラ遺跡」は晩年の力作である。昇りくる日月にシルエットとして浮かび上がる列柱を背景に、粛々と歩を進める駱駝の列は、悠久なる時の歩みを象徴している。砂に刻まれた歴史の足跡と夢の儚さこそ、生涯平山画伯をとらえて離さなかった砂漠の魅力なのかもしれない。(解説文から抜粋)
谷岡 清(美術評論家)
彩美版とは:画材の質感と豊かな色調を再現するために生み出された新時代の画期的な技法による複製画です。彩美版の特徴である最新デジタル加工処理技術と高精度プリント、さらには一枚一枚職人の手作業によるシルスクスクリーンを施し、豊かな色彩や作家の筆遣い、原画の持つ絵の鼓動までをも表現いたしました。(彩美版は共同印刷株式会社の登録商標です。)
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