上村松篁「野月」<額>
200部限定
本図は松篁が描く秋の野の情景です。ここに見られる銀の月光と秋草は、平安以来日本人に愛でられてきた取り合わせです。時としてどこか遠い記憶を呼び覚ますような銀は、追憶の色として好まれてきました。しかし、日本画の伝統である余白の美を追い求めた松篁は、ここで銀よりも透明な色を放つプラチナ箔を用い、より澄み切った秋の空気と月のさやけさを強く印象づけています。
その光に照らされて、風に揺れる桔梗とススキの葉。桔梗の葉茎の墨の滲みやぼかしで端正に描かれており、対照的に花は青紫と白とでくっきりと彩られています。そこには派手さはなくとも凛とした情趣が溢れ、桔梗の美しさを際立たせます。
(解説文から抜粋)
彩美版とは
画材の質感と豊かな色調を再現するために生み出された新時代の画期的な技法による複製画です。先端のデジタル画像処理技術と高精度なプリントにより、原画の持つ微妙なニュアンスや作家の筆使いといった絵の鼓動までもが見事に表現されております。「彩美版」は共同印刷株式会社の登録商標です。
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