限定800部

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白馬に乗せた美しき旋律。
東山芸術の圧倒的名作

今なお多くの人に愛され続ける日本画家、東山魁夷と信州のつながりは、魁夷が東京美術学校に在籍していた1926（大正15）年の夏休みに木曽の御嶽山へ登ったことにさかのぼります。以来、魁夷は四季折々の変化に富むこの土地を愛し、信州に取材した作品を数多く残しました。
長野県茅野市の御射鹿池（みしゃかいけ）は、静かな水面に周囲の自然が映り込み美しい景色を作り出すことで知られる奥蓼科の山間にある池です。「緑響く」はこの地のスケッチをもとにして描かれました。
魁夷がモーツァルトのピアノ協奏曲の旋律を感じながら描いたという本作品は、深い緑に覆われた森が鏡のような水面に映り、上下に広がる緑の陰影がまるでオーケストラが響き合うかのように画面上で音楽を奏で、見る人を情感豊かな世界に引き込んでゆきます。
東山魁夷の代名詞とでもいうべき白馬シリーズの中でも、圧倒的な支持を受ける本作品を、ぜひ心ゆくまでお手元で鑑賞ください。

作品解説
魁夷はこの旋律（※）のイメージを絵にしたのが「緑響く」だといいます。主題を奏でるピアノが白い馬で、それに応えるオーケストラが背景の森です。たしかに、森の木々は一本一本独立した木でありながら一つの塊となって、同じ旋律を奏でているようです。湖面に映った木々も、同じモティーフを繰り返し展開しているといえるでしょう。（中略）「緑響く」の白い馬はピアノの旋律であるとともに、モーツァルトの音楽のなかを歩む魁夷自身の姿なのかもしれません。（付属解説書から抜粋）
※「この旋律」とはモーツァルトのピアノ協奏曲イ長調（K四八八）の第二楽章を指しています。
■東山魁夷が描く白馬シリーズの中でも代表作というべき、ひときわ人気の高い作品です。緑の森を駆ける美しい白馬は、羨望の的として観る人をひきつけます。
■2016年に発売し大好評のもと完売いたしました本作品を、さらにご家庭に飾りやすいサイズにして、特別に限定800部のみご提供します。
■彩美版プレミアムの技法により、透明な水面やグリーンの美しさがクリアに引き立ち、東山魁夷の世界をより魅力的に鑑賞いただけます。
■長野県立美術館東山魁夷館元館長として東山作品に精通し、多彩な活躍をされる松本猛氏による、作品がよくわかる解説書が添えられます。

東山魁夷マスターピースコレクションとは
作品の繊細な色合いや鮮やかな発色を効果的に表現するために生み出された技法「彩美版プレミアム」による、新感覚の美術作品です。先端のデジタル加工処理技術を施した高精度プリントを、職人の熟練した手業により高級アクリルガラスに貼合しました。光沢感ある透明アクリルガラスは作品をより美しく華やかに彩ります。UVカットのアクリルガラスは貴重な作品を保護し、紫外線による退色や酸化などの劣化を防ぎ、長期にわたる作品の保存を可能にします。モダンな浮き出し加工のデザイン額で、東山芸術の神髄を存分にご堪能ください。

＊天然材料を使用し、一点ずつ手作りのため、寸法・重量などは、表記と異なる場合があります。
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