カラーパンフレット請求はこちらから
「画壇の仙人」と呼ばれた孤高にして悠然たる画家
熊谷守一は、若い頃は印象派的、写実的な絵を描いていましたが、次第に「描かないこと」「簡素であること」に価値を見出し、虫、花、鳥、猫など身近な生き物を無心で見つめ、単純化された形と明快な色彩で、感じとったまま描く熊谷様式ともいわれるスタイルを確立しました。
その構図は、まるで禅画のような静けさと精神性を持ち、絵を通じて悟りのような境地に達したとも言われます。名誉やお金に執着せず、「小さな庭から世界を見る」ように暮らし、絵の中にもその生活感が反映され、どの作品にも温かさ、静けさ、ユーモアが漂っています。
熊谷守一(くまがい・もりかず)
1880年岐阜県生まれ。東京美術学校西洋画科撰科に入学。1909年第3回文展で「蝋燭(ろうそく)」が褒状を受ける。1948年、武者小路実篤や志賀直哉の推薦により雑誌「心」の同人になる。67年の文化勲章の内定を辞退する。77年逝去。
■額付きです。
■このシルクスクリーンは、熊谷守一の次女である熊谷榧が、摺師の石田了一氏に依頼し、原画作品を元に、すべての著作権者の認可のもと制作されたものです。発行元の証明書付き。