東山魁夷 「照紅葉」 額装
岩絵具方式複製画 限定1,000部
京都シリーズ屈指の名作
円山の桜、離宮の緑、北山の雪。それぞれに趣のある景観だが、四季の中で、京都が最も華やぐのは、紅葉の錦をまとった秋ではあるまいか。周山街道に沿った洛北には、高山寺や神護寺など、紅葉で知られた名所も多い。
この「照紅葉(てるもみじ)」(1968年作)は、画伯が栂尾高山寺への石段を登るときに見た紅葉の輝きを描いている。京都シリーズの中でも屈指の名作と言えよう。秋の陽を受けてまばゆいばかりに輝く紅葉を、裏側から逆行で見せる絶妙な構図。さらに葉の輝きを強調するために、すでに陰となった対岸の木立と対比させる明暗の妙。彫り深く秋をとらえて余すところがない。京都の秋は、北からゆっくりと深まっていく。
谷岡 清(美術評論家)※付属解説書から抜粋
*「照紅葉」の読み方につきましては、図録等では「てりもみじ」が用いられておりますが、東山画伯ご自身は作品を「てるもみじ」と呼んでおられました。本作は画伯の言に従っております。
*肩書きなどは初版発行当時のものです。
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