限定200部
木版画で甦った北斎の肉筆の傑作「鳳凰図(ほうおうず)」
北斎は最晩年、弟子でもあった小布施出身の儒者、高井鴻山のために肉筆画の大作「鳳凰図」を描いています。
江戸末期、安政年間に創業した名門「高橋工房」が、今回、小学館の依頼でこの傑作を木版画として再現しました。46版150度刷りという極限の技を駆使して極彩色の鳳凰の姿を北斎の筆の趣そのままに表現した木版画芸術の極みともいうべき作品です。
小布施の東町祭屋台天井絵「鳳凰」の版画復刻
北斎の最晩年の肉筆画の大作「鳳凰」図を伝統版画の高橋工房が木版画として復刻し、小学館が特別限定版として出版したいという話がきた時、北斎の緻密な肉筆画の雰囲気を壊さずに再現できるのか半信半疑であった。しかし、版元の高橋工房と職人たちの多大な努力により原画の雰囲気が見事に復刻された。ぜひ、座右に置きたい逸品といえる。 橋本健一郎(小布施北斎館元館長)
*本作品の一点一点には、監修した北斎館の検印と限定番号入りの証明書をお付けしています。
*仕様・体裁等は変更になる場合があります。